Y崎さんのネギ栽培始動!!
システム管理者 • 2025年12月8日
2025年12月8日、今日は曇り時々雨。 肌寒さが身に沁みる中、ネギ栽培で独立されたY崎さんの畑へお邪魔してきました。 これまで「アグチャレ(農業研修)」の隣で、ネギを栽培するY崎さんの姿をよくお見かけしていたのですが、ついに今年から独立就農。 記念すべき「初めての定植」を行うということで、応援(と見学)に駆けつけました。 ■工夫と人情でスタートする農業ライフ Y崎さんは1年間のスキルアップ研修を経て、この冬からプロの農家として歩み出しました。 今日、定植する畑の広さは約13m×30m。ここでこれから立派なネギたちが育っていくわけです。 新規就農といえば、どうしても初期投資にお金がかかるイメージがあります。 でも、Y崎さんは違います。 「コストをかけないように工夫する」 その言葉通り、今日使っている管理機(畑を耕したり畝を作ったりする機械)は、近所のお知り合いから譲り受けたものだそうです。 また、定植のための機会は農協から借りてきたと。 これぞ田舎ならではの「人の温かさ」。 ■憧れの「管理機」と、アナログな私の現実 今日の作業は、畝(うね)作りです。 手順はとても丁寧かつ論理的。 ・長い紐を畑の両サイドからピンと張る。 ・その紐の上を歩いて、土に足跡をつける(これが直線の目印になります)。 ・管理機を走らせて土を盛る。 ・同時に石を取り除く。 この一連の作業を、Y崎さんはたった一人で黙々とこなしていきます。 それを見ていて、ふと自分の普段の作業を思い出しました。 私が現在お世話になっている倉吉健康農園では、基本的に「手作業」です。クワやスコップで、えっちらおっちら土を耕しています。 正直に言います。 機械、めちゃくちゃ羨ましいです。 エンジン音を響かせて進む管理機を見ながら、「あれがあれば、農作業が少しはラクになるのでは……。」なんて邪念が一瞬頭をよぎりましたが、「自分はトレーニングしているんだ」と思い出しました。 とはいえ、機械が1台しかない中で、広い畑を一人で管理していく山崎さんの苦労も計り知れません。 機械化されていても、やっぱり農業は「青空ジム」。全身運動であることに変わりはないようです。 ■お天気との終わらない根比べ 作業中、冷たい雨が降ったり止んだりを繰り返していました。 今日のような天気の日は、改めて思い知らされます。 農業は、どこまでいっても天気との戦いなのだと。 オフィスの中でPCに向かっていた頃は、雨が降れば「傘をさすのが面倒だな」くらいにしか思いませんでした。 でもここでは、雨は作業の進行を阻む壁であり、同時に作物を育てる恵みでもあります。 この自然との共存こそが、農業の厳しさであり、面白さなのかもしれません。 Y崎さんの新たな門出となるネギ栽培。 厳しい冬のスタートですが、このネギたちがどう育っていくのか、私も近所から勝手に見守らせていただこうと思います。 私も負けずに、明日はクワを握って「手動」で頑張ります!